ブランド・マネージャー認定協会 BRAND MANAGEMENT AWARD

ENCOURAGEMENT AWARD奨励賞

長野県 シューマート様旗艦店プロジェクト

シューマート旗艦店プロジェクトでは、社内公募により立ち上げたブランド構築チームが主体となり、「足の健康を支える存在」という新たな店舗像を定義。その思想にクリエイティブ・空間・体験設計を掛け合わせることで、店舗そのものが強いメッセージを放つ場となった。最新計測技術や足育イベント、お客様とのコミュニケーションを通じて、安心と感動を届けるとともに、スタッフの誇りや使命感を引き出し、地域に信頼されるブランドへと進化。今後の多店舗展開に向けたブランドの基盤となる旗艦店が誕生した。

北原 友

北原 友 株式会社イマージ ミドルトレーナー

1984年長野県生まれ。日本大学で建築を学び卒業後、インディーズバンドのドラマーとして全国ツアーやCDリリースを経験。イマージへ入社後、2020年に代表取締役就任。設計・施工のみならず、飲食・物販・フィットネスなど多角的に事業を展開し、“地域を元気にするブランディング”を実践している。2015年に共著『販促ウエポン100』を出版。2016年にはブランド・マネージャー事例コンテスト大賞を受賞し、老舗企業のV字回復など数多くの実績を上げている。

李 成圭

李 成圭 3級資格保持者

1971年茨城県生まれ。約30年にわたりデザイナー・クリエイティブディレクターとして活動。東京を拠点に実績を重ねた後、地域社会に貢献する取り組みを志し2016年長野へ移住、イマージ入社。現在は京都在住。課題解決に向けブランディングからクリエイティブ開発まで一貫して対応し、広告代理店経由や直取引で幅広い案件を手掛ける。自動車、ファッション、テレビ、エンタメほか多様な分野で実績を築き、人々に感動と驚き、より良い未来へのヴィジョンを届けるものづくりを目指している。

当日の様子

シューマート様旗艦店プロジェクト

「シューマート様旗艦店プロジェクト」は、社内公募で結成したブランド構築チームが主体となって社内外に新たな価値観を浸透させるために取り組んだ事例です。北関東甲信越で靴専門店「シューマート」を30店舗展開するシューマートグループは、大型商業施設の進出やコロナ禍による来店減少を背景に、「ただの靴屋」から脱却し、足と健康を支える“Foot & Health Care Company”として再出発することを決断。過去のイメージを刷新し、社内外に新たな価値観を浸透させるため、旗艦店・長野稲里本店をブランド再構築のモデル店舗とし、リブランディングに着手しました。

プロジェクトでは社内公募で立候補した10名でブランディングチームを結成。月に1~2回のペースでチームミーティングを実施し、議論を重ねました。ペルソナは家族思いで美容、健康、ファッションにこだわる女性に設定。ブランド・アイデンティティは「愉しい靴選びから『豊かなライフスタイル』を実現する地域密着専門店」とし、ロゴやPRグラフィックなどを決めていきました。また、定着していた「安価で大量に靴を売る店」というイメージで差別化が困難になっていたことから、足の計測やカウンセリングを通じた“健康を支える靴選び”の店へと軸足を移し、店舗空間・接客・商品構成を再構築。最新の計測技術の活用や豊富な品揃え、試し履きスペースとアフターケアなどの機能的価値、親しみやすい接客、感動と安心感の提供などの情緒的価値が得られるブランドを目指しました。

これらの取り組みによって、社内で当事者意識が醸成され、店舗が社員にとっての誇りの象徴になったほか、「靴を売る仕事」から「足の健康を支える仕事」へとスタッフの使命感がシフト。店頭では、お客様との対話が増えて安心と信頼を感じてもらえるようになり、ブランド浸透とファン化が進みました。