AWARD LIST 20242024年度受賞事例
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長野県 外国人観光客に長野の旅を楽しんでもらうための 「インバウンドの食」と言えば!のポジショニング
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コロナ禍収束で増加するインバウンド客。来日目的の一つとも言われている日本での食事にはどんなことが求められているのか。10年前からスノーリゾート白馬を中心に長野県内の観光事業者や飲食店、在住外国人への聞き取りを重ねて情報を集め、形にしてきた飲食店紹介ツール。
当初ボランティア活動として始まった当事業が国や県の補助金活用を経て、市町村や地元企業の協賛を集め収益化に至るまで、10年間の経緯と今後の展望をお話しします。
![吉澤 茜](https://www.bm-award.org/wp-content/uploads/2024/09/f0ef79c710a1115e7ced1fd1abd07ba4.jpg)
吉澤 茜
株式会社ビー・クス
スタンダードトレーナー
プラクティショナー
長野市で広告制作会社に勤務する傍ら、長野県内で食文化をテーマに、インバウンドに取り組む団体の代表を務める。信州の伝統食に関わる数多くの企業と切磋琢磨する中で、「ブランディング」の重要性を体感し、ブランド・マネージャーとして企業や地域のブランド構築をサポートしている。
事例概要
外国人観光客に長野の旅を楽しんでもらうための 「インバウンドの食」と言えば!のポジショニング
「外国人観光客に長野の旅を楽しんでもらうための 『インバウンドの食』と言えば!のポジショニング」は、インバウンド向け日本文化体験や食紹介フリーペーパー&WEBサイトを作成しているプロジェクト「食旅☆NAGANO」のブランディング事例です。長野県内最大級のスノーリゾート・白馬では、ニーズがあるにもかかわらず、外国人客が日本文化に触れる機会が少ないという課題がありました。そこで課題解決のため、日本文化体験やニーズに応じた食文化・飲食店を紹介するパンフレットの発行をスタート。インバウンド客の満足度向上や客数の増加を目指してブランディングに取り組みました。
ブランディングでは、外国人客が日本食や日本文化に興味があること、長野県は発酵食が盛んであることなどの外的要因や、吉澤氏が長野県を訪れる外国人客の2大言語である英語と中国語、さらに栄養学の学習経験があることなどの強みを分析。「(外国人観光客の)旅の不安を解消し、充実した体験ができる強い味方」というブランド・アイデンティティや、「食旅☆NAGANO」というブランド名を決定し、飲食店を探す労力や時間の短縮ができるという機能的価値、日本特有のマナーの紹介や外国語が使える病院がわかり安心して旅ができるという情緒的価値を備えたパンフレットを制作しました。
コロナの感染拡大で活動がストップしていたものの、コロナ収束と外国人客増加の期待が高まってきたタイミングで長野市から声が掛かり、コロナ前に作ったパンフレットとサイトのリニューアルを実施。地元企業からも声が掛かり、協賛を集めて増刷するなど地域を巻き込む活動になったほか、口コミの増加で他の市町村からも声が掛かるようになるなどの成果が生まれました。
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